国際家族デーという日を知っていますか?
国際家族デーとは、国連が定めた「家族について考える日」だそうですよ。
家族の在り方や今ニュースでも取り上げられている家族問題について考えてみましょう。
国連が定めた5月19日は国際家族デーとは?
5月15日は「国際家族デー」です。
英語では「International Day of Families」です。
View this post on Instagram
5月15日は国際家族デー。 #国際家族デー #InternationalDayofFamilies #国連 #UnitedNations #UNA #国連協会
国連では以下のような目的で5月15日を国際家族デーを制定しました。
1993(平成5)年に、国連総会が毎年5月15日を「国際家族デー」とすることを定めました。国際家族デーは、世界の貧困、差別、暴力など、様々な家族問題に対する認識を高め、対処していく能力を高めることを目的としています。
家族というと身近で、その家族問題ですから、私はお母さんは洋服を買いすぎているとか、お姉ちゃんはダイエットが成功しない。
といったもっとライトな問題かと思いましたが、家族を脅かすような、ディープな家族問題のことなのですね。
家族とは血のつながりに関係なく、他人であっても大切な人、また動物との関係も時には家族と言えるとのことです。
確かにペットは家族とも言いますし、養子縁組で家族になったとも言いますね。
家族の意味は広く深いです。
では、そんな家族にどんな問題があるのか、具体的に家族問題を見てみましょう。
5月15日の国際家族デーは、日本の家族問題について考えよう。
家族そのものの形が脅かされてしまう問題や、家族になりたいけれど認めてもらえないという以下のような問題が世の中では起こっています。
ドメスティック・ バイオレンス(DV) |
家庭内暴力のことですね。 父親でも、母親でも、子供でも、家庭内で力のある者が暴力を振るう行為です。 日本では三日に一人、妻が夫によって殺されているという現状があるようです。 |
同性婚 | 日本では、日本では、法律上の同性同士による結婚が認められていません。
東京都の世田谷区では、区発行の「宣誓書」でパートナーシップを認めているそうです。法的な効力はないけれども、区は同性同士のカップルを認めるということだそうです。 アメリカでは州によって同成婚ができる州もあります。 |
貧困 | 母子家庭父子家庭、高齢者、失業者などの貧困問題があります。
子どもの貧困率は16%以上で、母子家庭では60~70%が貧困家族と言われています。 生活保護や就学援助などの対策が取られています。 |
ニート、不登校 | 日本では、15〜34歳までの働いていない人で、通学・家事を行っていない人をニートと読んでいます。またの名を「若年無業者」と言われています。
2015年時点で、ニートは日本に約56万人いると言われています。 いじめや家庭問題などで、学校に行かない、行けない |
虐待(児童・高齢者・動物) | ニュースでもよく耳にする児童虐待は2015年時点で10万件を超えているそうです。これは前年より14%も増えている数字です。
また、介護職員が高齢者を虐待した事件や、犬や猫を無残に殺す動物虐待というのもあります。 |
ホームレス | 2015年時点で、日本には6500人以上のホームレスがいると言われています。
失業や離婚などをきっかけにホームレスになってしまう人がいます。 |
(引用:認定NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン)
世界の紛争地域では、家族が離れ離れに暮らさねばならない人たちもいます。
戦争で暴力や人種差別など様々な家族問題があることに気が付かされます。
国連での2017年の国際家族デーのテーマは「家族、教育、福祉」でした。
子供の初等教育~生涯教育までの家族の役割の重要性を伝える活動をしているようです。
まとめ
私は家族は一番小さくて大切なチームだと思っています。
小さなチームが集まって、街ができ、国が出来ています。
その最小単位の家族の生活が、なんらかの影響で成り立たないという家族の崩壊は、やがて街の崩壊、国の崩壊へとつながってしまうのではないかと心配です。
戦争が起こらないようにするには、身近な家族とのよい関係からなのではないかと思います。
家族との良い関係が友達との良い関係や社会との良い関係につながり。。良いサイクルが生まれていく。
今回国際家族デーを調べてみて、世の中には様々な深い家族の問題があることが分かりました。
今幸せであることに感謝し、家族とこれからも仲良く過ごせるよう、お互いを大切に思っていることや感謝の気持ちを家族に伝えていきたいと思います。
また、ニュースや身近に起こっている家族問題に関心を寄せることで、これから起こりうる家族問題への防止できたらと思いました。