ある日の食後のデザートに「月餅」を出しました。
大人はまるまる1つ。子供は半分。としたら、子供が怒ってしまいました。
「あなたは、今日、月餅をまるまる一個もらうに値する、家族が喜ぶような働きをしたのですか?」と言ってしまいました。
仕事への対価
素直にもらえば、半分食べられたものの、1個でないと嫌だ!と欲張った子供達。
月餅を一口も食べられず、拗ねてしまいました。
・夕食後のデザートだったので、子供に1個はカロリーが高い。
・月餅は値段が高い。
どんなことで、子供は半分にしたのですが、予想外の態度でした。
一個もらえるのが当たり前。だと思ったようです。
子供だから、親からもらえるのが当たり前って、世の中そんなに甘くない。
いつでも願いが叶うと思ったら大間違い。
拗ねたって一個はあげません。
勝手に拗ねる子供に思わず、
「あなたは、今日、月餅をまるまる一個もらうに値する、家族が喜ぶような働きをしたのですか?」
と言ってしまいました。
「今日ママとパパは、家族の為に働いてきました。その後、掃除をしてご飯を作りました。洗濯物を取り込みました。お布団を敷きました。その間、君たちは家族の為に何かしましたか?」
「月餅1個あげてもいい!と思えるような、お仕事をしたのですか?」
そう言った後、長女は「ママ何かお手伝いある?」と聞いてきて洗濯物を畳み始めました。
納得いかない次女は、長女に先を越されて、さらに泣きながらさらにむくれてしまいました。普段は長女よりもお手伝いをやってくれる次女ですが、今日は素直になれなかったようです。
頭を使って考えなさい。
最近子供達は、思うことが叶わないと、すぐにむくれて拗ねてしまいます。
よくないな、思います。
そんな時は、
「どうしたら問題が解決するのか、頭を使って考えなさい。」
と言っています。
長女が洗濯物を畳み終えると、
「洗濯物を畳んでくれてありがとう、とっても助かりました。これは月餅1個に値する働きでした。さぁ月餅をどうぞ。」
満面の笑みで月餅を食べ始めました。
その頃、洗濯物が洗い終わりました。
「あー、洗濯物を次女ちゃんが手伝ってくれたら、ママは助かるんだけどな~。」
とぼやくと、
すかさず、次女が手伝いに来てくれました。
よかった。考え直してくれてよかった。
次女も、立派にお手伝いをしてくれたので、お礼の月餅1個をもらうことができました。
今は、何かを欲しいからやる(お手伝い)でもいいと思います。
出来た時の喜びや、相手の感謝を感じられたらいいですね。
お手伝いと報酬
私は玉ねぎの皮むきが苦手なので、玉ねぎを買ってきた後は、
「玉ねぎの皮むきアルバイト募集中。1個10円」
と求人募集を貼っておきます。
お金を出してでもやってもらいたいからです。
仕事への対価がある時もあれば、ない時もあります。
世の中そんなもんでしょ、毎回ラッキーな報酬があるわけではありません。
この日の出来事は、私の中で大切な出来事だと思ったので、
母は、月餅事件と名付けました。
お手伝いって何?